自作キーボード Mint 60の打鍵音が一手間で静かになりました
スタビライザーがうるさい
初めての自作キーボード Mint 60は静音性の高い赤軸をつかって組み立てました。そのお陰でほとんどのキーは押してもスコスコとしか音がせず、かなり静かなのですが、エンターやスペースなどスタビライザーで支えている大きめのキーを叩くとカシャカシャと音がして、すこし気になります。
他の方の自作キーボードのブログなどをみているとスタビライザーに潤滑油を塗ると(この行為をルブるというらしい)静かになるそうでした。組み上げる前に済ましておくと楽そうなのですが、初めての自作ということもありそこまで余裕がなくやっていなかったのですが、どうしてもカシャカシャ音が気になり、組み上がった状態でもルブをすることで静かになるかと試してみました。
実際の作業
ルブとグリスは用途が異なる様なのですが、グリスでも良さそうなので今回はビックカメラで購入したタミヤのミニ四駆用のグリスを使いました。小さなお子様で溢れるビックカメラのおもちゃ売り場で大きなお友達は私だけでしたが、ミニ四駆のプロのふりをして買ってきました。
作業自体は簡単でグリスをスタビライザーの上下に動く柱部分の全体に塗りたくっていきます。
また、穴の中にもたくさん詰めていきます。
こんな感じにグリスまみれになりました。
ちなみに先人のブログを参考にしていると、100円ショップで買ってきたコスメ用の注射器などで注油している方もいました。私もお使いのふりをしてダイソーのコスメ売り場を探し回って買ってきたのですが、そもそも注射器にグリスが入っていかず、使えませんでした。
組んだ後でもルブはおすすめ
結論から言うと、かなり静かになりました。高いカシャカシャ音は軽減されて、ちょっと高めのスコスコ音になりました。下は、オーディオ/スペクトルアナライザというiPhoneアプリでキーを押した時の音を測定した結果になります。ルブをする前と後で比べるとdBに変化はありませんが、Hzの値が低くなっているので、音が高いものから低いものになっていることが確認できるかと思います。また、画面の数字は一番はねたときのもので、ルブ後は平均して100Hz前後でした。
というわけで、組んでしまった後でも、一手間で打鍵音が静かになるのでスタビライザーのカシャカシャ音が気になる方にはお勧めします。
以上、こちらの記事はMint 60を使って書きました。